最近話題らしいですね……aug分数コード。僕は完全に話題から置いてけぼりにされています……
今回は、そんなaug分数コードについて取り上げてみたいと思います。
オーギュメント分数コードとは
まずは「aug分数コードって何ぞや」というところから一つずついきましょうか。
aug(オーギュメント)
aug(オーギュメント)コードは、「長3度間隔で3つ以上の音を重ねたコード」のこと。

画像はCaugです。
Cmajがド・ミ・ソなのに対して、Caugはド・ミ・ソ♯となっています。第5音がシャープしていますね。
分数コード
分数コードは「転回形等、低音位(コードの中で一番低い音)を変えたコード」のこと。
例えばC/E。

コードの構成音はド・ミ・ソのままで、低音位をミにしたものです。
あくまでコードはCのまま。一番低い音がルート音(今回の場合ド)以外になると、その音を分母に書きます(今回の場合E=ミ)。
aug分数コードとは?
ここからが本題です。
aug分数コードとは、augの分数コードのこと。そのまんまかい。
低音位には、ルート音の減5度下の音を使います。
なので、CがルートならCaug/F♯になります。

……厳密には今流行っているものの解釈とは少し違いますが、今回はこの解釈で進めていきますね。
どんなときに使われているかというと、主に裏コードの代理や、セカンダリードミナントのような形でも使われていますね。
Key=Cですと……Dm→Gaug/C♯→Cという進行や、C→Caug/F♯→Fというような進行。
一度弾いてみてください。かなり気持ちいいです(笑)。
なぜ気持ちよく聞こえるのか
このコードがなぜ気持ちよく聞こえるのかという話。
正確にはコード自体が気持ちよく聞こえるというよりかは、進行が気持ちよく聞こえているという状態ですね。
なぜなのか。
検証のための例として、Dm→Gaug/C♯→Cを譜面にしてみます。

こんな感じ。キーボードでの演奏を想定した譜面です。
この譜面を紐解くために、少しだけ「和声」という理論に触れておきます。
和声とは、和音と和音のつながりや流れ……要するにコード進行を綺麗に聴かせるための理論です。
この和声の決まりを見てみると、aug分数コードを使った進行がなぜ気持ちいいのかというのが見えてきます。
この進行を紐解くための和声の決まり
aug分数コードを理解するために必要な決まりは……
- 順次進行は気持ちいい
- 共通音の保留は気持ちいい
- 外声の反行は気持ちいい
- 限定進行音を守ると気持ちいい
この4つ。
1つめの順次進行というのは、音階の隣り合った音に進むこと。
ドからレに上がったり、ソからファに下がったりすることです。

2つ目の共通音の保留というのは、直前のコードと同じ音がある場合、その音を動かさずに保留したほうがいいですよーというもの。
図で見たほうが速いです。

3つ目の外声の反行というのは、コードの一番高い音と一番低い音が互いに反対方向に動くこと。
互いに離れたり、近づいたりする動きは気持ちいいよーというものです。

4つ目の限定進行音というのは……ちょっと説明が面倒です……
例えばKey=CでG7からCに落ち着くときに、G7のファはミに、シはドに進んだほうがきれいですよーというような決まりがいくつかあります。

あくまでもこの2つは一例です。
以上4つを踏まえて……
もう一度aug分数の譜面を見てみましょう。

……いかがでしょう。
まず、2-3小節でソが保留されていますね。さらにシ→ドという限定進行音も見られます。
そして、この限定進行音は半音で進む特性があるので、2-3小節のレ♯→ミも限定進行音的な役割をしています。


外声に注目すると、すべて順次進行どころか半音で進行しています。気持ちいい……
しかも外声の反行という条件も満たしています。さらに気持ちいい……!!!

…………気持ちいい!!!!!!!メノ^ノ。^リ
楽譜を読んでいて楽しめる人って、恐らくこういう感覚なんですよね。
終わりに
いかがでしたでしょうか……ちょっと小難しい理論の話が出てきたうえに、自分の文章力が怪しいので伝わったかどうか……
自分の中で腑に落ちていることを改めて文字としてアウトプットするのは難しいです……
今回これを書いていて、文章力アップも頑張らなきゃなと思いました⌒°( ・ω・)°⌒
書いた内容は一個人の見解なので、あくまでもちょっとした参考程度にお願いします。
今回はここまで。
ではでは~ノシ